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今、広島県で何がおきているのか?

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広島県内で1年間に
焼却処分された
牡蠣いかだの総重量

牡蠣の養殖が盛んな広島県の瀬戸内海には12000台の牡蠣イカダが浮いています。
牡蠣養殖業が抱える問題は牡蠣筏にも大量の竹を使用している点で、
牡蠣の出荷シーズンを過ぎた毎年夏の時期には2400台の筏が更新され大量の竹が廃棄物となり、焼却処分されています。廃棄物運搬コストの面からも適切な処分が難しく、
適切な処理がなされているとは言い難い状況です。

筏チップとして加工・販売・施工

竹チップ事業の技術と知見を活かし、
広島特産品の牡蠣の牡蠣イカダの竹の課題を解決

私たちTegoは、広島県の牡蠣養殖で使用され廃棄処分される筏(いかだ)の竹を有効活用することで、雑草に関わる課題を解決し、広島県に新しいエコ循環システムをつくることを目指します。

Tegoは、牡蠣イカダや廃竹などを原料として、環境に配慮した製造プロセスで筏チップを生産しています。生産工程では、竹林保全団体や漁協などとの緊密な連携を築き、持続可能な生産体制を確立しています。また、農業への関与も重視し、堆肥の製造などを通じて農業活動に貢献しています。さらに、農業分野でも我々は堆肥を広島の特産品であるレモンの栽培に活用しています。撒かれた竹チップは最終的には土壌に還元され、化学肥料の過剰使用によって硬くなった土壌を改善することで自然環境を整える役割を果たしています。Tegoは、自然環境の保全を通じて住食環境の向上を促し、持続可能な循環型経済を目指しています。私たちは美しい地球のために取り組み続け、人々の生活にポジティブな影響を与えることを使命としています。

Mission
竹の魔法を使いこなし、
次の世代へよい地球環境を残します。
Vision
竹の魔法で、竹をフル活用し、
社会と自然に還元していきます。
Value
竹のようにまっすぐ、誠実に、
仕事をこなします。

CEO Message

中原 佑介
代表取締役中原 佑介

放置竹林の問題は日本全体に広がっています。広島県では牡蠣養殖の筏として盛んに使用されています。現代における竹の利用というのはなかなか大規模には活用が進んでいません。ですが、SDGsの流れもあり、少しずつ企業としての取り組みの中で活用を見出したり、竹製品が日用品の中にも見られるようになってきました。竹チップでの発酵槽での熱源利用での発酵食品を作る取り組みや、発酵熱を利用した発電の研究なども進んできています。「竹でできないことはない」と私の竹のメンターである方はおっしゃっていました。
TEGOは「次の世代に良い環境を残すべく、竹を活用した事業で世の中のお手伝いしながら、社会と自然に還元して行きたい。」という意味を込めて広島弁で手伝いを意味するTEGO(てごう)を社名としています。竹は本当に不思議な植物です。厄介者もうまく活用すれば日本が誇る有効な未利用資源となります。
これからも竹のように真っ直ぐに、誠実に事業に取り組んでいきます。

History

西日本豪雨災害
災害で気づいた放置竹林の問題災害ではたくさんの土砂崩れが起き、獣の爪で引っ掻いたかのような傷ついた山の地肌を目の当たりにしてきました。
そんな山々を見て気づいたのは竹林の多さでした。竹林は竹の根が浅いため土砂崩れを招きやすく、被害を悪化させます。
この状況を食い止めるには竹を間伐し、日常的に使っていくことが何より求められます。
呉市だけでも374haという広大な面積の竹林を抱えています。
今や日本各地で取り上げれるようになった放置竹林の問題。災害の多い日本全国で防災の観点から
地域の自治会と協力しながら竹林保全活動を進めていくことが重要と考えています。
災害で気づいた放置竹林の問題
クラウドファンディング、Tegoの誕生
放置竹林、牡蠣筏を有効活用するためにも日常的に使っていくことが必要です。そこで竹のことを学ぼうと出席したシンポジウムで、
静岡県の田中造園様が除草のために竹チップを道路に撒いているということを知りました。
除草という観点で竹チップを広島県ならではの方法で活用できないかと考え、放置竹林と牡蠣筏を利用した竹チップを作ることに至りました。
広島県呉市起業家支援プロジェクトに採択されクラウドファンディングに参加し、
広島弁で手伝うを意味する「てごう」から屋号をTegoに決定しました。
クラウドファンディング、Tegoの誕生
竹チップの販売を開始
竹の粉砕機を購入、竹チップの加工・販売が可能にクラウドファンディングにより395万円の資金調達し、粉砕機を購入しました。
竹を粉砕機で加工した竹チップとして販売、庭や地面に撒くサービスを開始しました。
竹チップの販売を開始
安芸灘とびしま海道のレモン畑で実証実験
安芸灘とびしま海道のレモン畑では既に大きな成果筏チップを実際にレモン畑に撒き、防草効果があるか実証実験を行いました。
防草に関してしっかり成果を上げた他、筏チップを撒いた作物は大きく育ち、土壌改良効果もあることがわかりました。
安芸灘とびしま海道のレモン畑で実証実験
広島県廿日市市大野町漁港で筏チップの生産を開始
牡蠣の養殖拠点に粉砕機を設置年間120台の牡蠣筏が廃棄されている大野町漁港。これらの牡蠣筏は海から引き揚げられ、
処分場まで運搬され焼却されていました。私たちは牡蠣筏が保管されている漁港に生産拠点を設けることで、運搬の手間や時間を省くことができます。
広島県廿日市市大野町漁港で筏チップの生産を開始
筏チップの販売を開始
筏チップを製品化、施工・販売を開始竹チップを商品名「筏チップ」として製品化し施工、販売を開始しました。
牡蠣イカダの処分問題を解決する目標をかかげ、循環型農業を生み出すキープレーヤーとなることを目指して邁進してまいります。
筏チップを製品化、施工・販売を開始

Company Info

社名
株式会社TEGO
住所
〒737-2603
広島県呉市川尻町西1-2-42
電話番号
0823-87-2446
(平日9:00〜17:00)
メール
tego.bamboo@gmail.com
代表取締役
中原 佑介
設立
2023年1月26日
事業内容
筏チップ販売・加工・筏チップの施工

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